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sugar-holic2

第4章 責任の行方

私の話を聞いて、比呂子さんは薄く笑いを浮かべると

「仕事が楽しいから?」

その柔らかい口調に気持ちを掴まれ、眉を下げると

「それもあるけど…」

自分の気持ちなのに、上手く説明出来ない。

ふと目をあげると。

少し離れたテーブルに、倉田くんと企画部の女の子がいた。

女の子は楽しそうに倉田くんに話しかけていて、倉田くんもにこやかな表情で相槌を打ってるように見える。

と、女の子が。

ブラウスの襟を寛げて、首もとを倉田くんに見せ始めた。

「何やってんの?」

「さあ?」

眉を寄せる比呂子さんに首を傾げて見せる。

私達に気付かず、倉田くん達は楽しそうに笑い合っていて…

「例えば、あーゆー所?」

「何が?」

「何となく…安心出来ない所」

その言葉に、比呂子さんは吹き出して笑い出した。

「あぁ、そりゃあどうしようもないわ」

私もそう思ってるよ。どうしようもないって。

私と付き合う前から、倉田くんは女の子に人気があって、モテてたし…

本人もそれを自覚してて。

何せ、セフレがいたくらいだもんね!?

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