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相葉さんの恋人になる方法

第3章 甘える。

A side

今、にのが俺に抱き付いてる。




珍しーーーーい!
昔からイチャイチャじゃれ合ってたけどさ、にのはもたれてきたり、乗っかってきたりで、抱き付いてくる事なんて滅多に無かったと思う。





しかも甘えろって言って素直に行動するとはね。。。
レアにの!!
超絶レアにの!!



ふふーん♪
翔ちゃんにだってこんな甘え方しないだろー♪
やっぱ親友は俺だっての!




昼間、翔ちゃんに相談してる風な場面を見て、ちょっとさみしかったんだ。
だから・・・寝不足だって言うにのを、ちょっと無理やり誘ってみた。



久しぶりの2人飲み、昔みたいにギャーギャー騒いで飲めて、すごく楽しい!!
しかも、にのが素直に甘えてる。



やっぱりにのと居ると楽しいな。



抱き付いてるにのを、ぎゅーっと抱きしめた。
にのは少しピクっと強張ったけど、またすぐに力を抜いて体を預けてきた。



A「くふふ、よしよし、辛い事があったら何でも言うんだよ?」




調子に乗った俺はお兄ちゃんぶって言う。
頭もポンポンしてみる。
さすがに怒るかな〜と思ったけど、にのは抵抗しなかった。
結構酔ってるのかな?




その時、ふと部屋の隅にある姿見の鏡が目についた。
にのを抱きしめてる姿が写ってる。




俺の腕にすっぽり収まる小柄なにのは、後ろから見れば女の子みたい。
色も白いしキレイ。
肌は男のくせに柔らかくて気持ちいい。



あれ?なんか恥ずかしくなってきた。
やたら大人しいにのに目をやると、俯き気味で目を閉じてて表情は良く分からない。
でも、長い睫毛やスッとした鼻筋が見えて、ドキっとしてしまった。

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