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相葉さんの恋人になる方法

第3章 甘える。

冷たいシャワーを浴びて、熱くなった体を冷ます。




相葉さんは、俺を抱きしめていた時なにを考えていたんだろう。
ドキドキして顔を上げられなかったけど、どんな顔してるのか見てみたかったな。




頭をポンポンされて、子ども扱いしてんじゃねーよって思いながらも嬉しかった。
胸がきゅうっと締め付けられた。
俺ってこんなに甘えただったのか?




さっきの自分の行動に、今更恥ずかしくなる。
相葉さん相手にこんなにもドキドキするなんて・・・
悔しい気持ちもある。




相葉さんだってちょっとくらいドキっとしてくれたり・・・ないか。
あり得ない。



何を考えてるんだ俺は。




A「にのー!着替えとタオル置いとくよー!」



N「!!・・・ああ、ありがとうございます。」



相葉さんの声にビクっとなる自分が情けない・・・




シャワーを終えて着替えを手にする。
身長差があるんだから仕方ないとは思うけど・・・相葉さんのスウェットは俺にはぶかぶかだった。




N「はぁ〜・・・情けねぇ。」




だいぶ酔いも覚めてる。
やっぱり早目に切り上げて帰ろう・・・




今日何度目か分からないため息をついて、リビングに戻った。

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