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相葉さんの恋人になる方法

第7章 臆病。

これが夢なら、どうか覚めないでほしい。




相葉さんが、俺を好きだと言った。




嬉しくてたまらない・・・
こんな幸せを手にして本当に良いんだろうか。




必死に堪えていた涙も、相葉さんの言葉で簡単に溢れ出す。




本当に俺で良いの?
可愛くもなんともない男だよ?





相葉さんは、男同士の恋愛に不安もあると正直に言ってくれた。
そうだよね、俺だって不安だらけだ。



でも、もう何年も相葉さんを想い続けている中で、絶対に叶うことはないと思っていた事が・・・




叶ったんだ。
奇跡が起きたとしか思えない。




相葉さんがこちらを向いてくれた、それだけで十分すぎるくらいの幸せだよ。




N「・・・浮気くらいなら許してあげるから。
ずっと俺の側にいて・・・」




ちょっとフラフラしたっていい。
でも、お願いだから絶対に俺のところに戻ってきてね。



相葉さんが一緒に乗り越えようって言ってくれたんだ。
俺もいつか来るかもしれない不安と、戦うって決めた。



幸せいっぱいの気持ちで、相葉さんの首に回す腕の力を強めてギュっと抱きついた。




相葉さんはなぜか固まっている。




N「・・・相葉さん?」




A「はぁぁぁ〜〜〜っ?!?!」




甘い空気をぶち壊すような相葉さんの素っ頓狂な叫び声。
アンド変な顔。




A「何言ってんの?!にの頭大丈夫っ?!」

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