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相葉さんの恋人になる方法

第7章 臆病。

は??
あいばかに頭を心配されるとは・・・



N「急になんですか。てか今すごいブスな顔してますよ、相葉さん」



A「まず まーくん な!」



N「・・・」



何言ってんだこの人。
やっぱあいばかはあいばかなの?



A「じゃなくて!浮気ってなんだよ浮気って!!」



N「ああ・・・別に深い意味は・・・」



A「深いだろ!なに?浮気OKなわけ?!」



N「OKじゃねーよ!」




A「当たり前だよ!
俺は浮気なんかしない。にのの浮気だって許さないぞ!」



N「俺は浮気なんか・・・」



A「だから俺だって同じ気持ちだよ。何で想いが通じ合った日に浮気の話なんかするかね、にのちゃんは。」



N「だって・・・」



A「ホントなんか気難しいコなんだからも〜!!
・・・まぁ、いーよ。
そんな不安、忘れるくらい愛しちゃうから♡」




・・・今日で一生分の幸せ使い切ってるんじゃないだろうか。




せっかく止まってた涙がまたポロポロと溢れ出す。





N「相葉さん、好き・・・大好きだよ。」




A「にの・・・こんなに可愛くて、涙もろくて、心配性だなんて知らなかった。ずっと一緒にいたのにね。
こんなに愛おしい気持ち、なんでもっと早く気付かなかったんだろう。」



相葉さんが、優しく抱きしめてくれる。
背中をユックリ撫でられて、心が温かくなる・・・魔法の手みたい。




A「好きだよ・・・これからももっと色んなにのを見たい。ずっと側にいてね。」




俺だって知らなかったよ。
相葉さんがこんなに男前な事言うなんて。
いつも馬鹿力なくせに、こんなに優しく抱きしめてくれるなんて。





N「前言撤回しとく・・・浮気したら許さない。俺だけ見てて。」



散々泣いてカッコ悪いところを見せてしまったから、精一杯の強がりで、言い放つ。



A「くふふ、また可愛い事言うんだから!」



相葉さんが、ぎゅうっと抱きしめる力を強めた。



A「にのちゃんしか見えないよ!だーいすき!!」



N「く、くるし・・・」








やっぱ馬鹿力だよ、あいばか。








・・・ふふ。
やだな、自然ににやけるなんて俺らしくない。







でも、今日くらい良いよね。








相葉さん、ありがとう。
大好きだよ。

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