テキストサイズ

相葉さんの恋人になる方法

第7章 臆病。

A side

失敗した・・・




にのの性格からして、あんな事言ったら怒るって分かってたのに〜




緊張しちゃったんだ俺も。
子どもの頃からずっと一緒で、家族みたいな存在だったんだもん。
気恥かしさとドキドキとがごちゃ混ぜで・・・




A「にの・・・」




名前を呼ぶと、ビクっと体が強張る。
俺よりガチガチだな。笑




A「にの、コッチ向いて・・・?」



少しだけ顔を上げたにのは、真っ赤になって目をギュっと瞑ってる。
か・・・可愛い〜っ♡



あのにのが・・・
口が悪くてぶっきらぼうで、俺に悪態ばっかの・・・



あのにのが・・・!!




神様!!
こんな天使のように可愛いにのを見せてくれてありがとう!!




俺たちは始まったばっかなんだ。
そんなに焦って恋人っぽい事しなくても良いのかもしれない。




・・・それにしても。




緊張しまくりのにのを見てると、だんだん楽しくなってきた。
くふふっ




その時、ずっと目を瞑っていたにのが、不思議そうにコッチを見た。
キョトンとした顔が面白くて・・・




ダメだ、笑い堪えらんない!




A「っぶ!!あははははははっ!!」



我慢できずに爆笑してしまった俺。




あぁ・・・やっちゃった。
思ったとおり怒ってしまったにの。




でも、拗ねてるにのは珍しいかも。
恋人になったからかな?
にのってば、意外と甘えん坊なのかもしれない。




さて、どうやって機嫌を直してもらおうか・・・
その前にトイレ行こ。




リビングのドアに手をかけた瞬間。




N「・・・待って!!」




にのが飛び付いてきた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ