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相葉さんの恋人になる方法

第10章 二宮くんの葛藤。

気まずい沈黙を破ったのは潤くんだった。


M「相葉ちゃんと揉めたのか?
・・・その、どっちがどうってのを・・・」


さすがの潤くんも恥ずかしいのか言葉を濁す。
珍しいな、なんでもキッパリ言い切るのに。笑


N「いや、そんな話してない。
たぶん相葉さんは何も考えてないよ。ただ・・・」


M「ただ?」


心配そうに俺を見つめる潤くん。
翔さんも大野さんも。
本当に優しくて面倒見の良い人たちだね。


N「たぶん・・・
相葉さんが俺と“そういう事”したいなら、突っ込む事しか頭に無いと思う。」


恥ずかしがってちゃ相談にならない。
もう開き直って全部聞いてもらっちゃうもんね!


S「まぁ、そうだろうなぁ・・・」


O「ニノは、相葉ちゃんを抱きたいの?」


N「え?!」


S「まずそこだよな。」


N「・・・わかんないんだよな。」


M「わかんない??」


N「正直、俺もあまり考えてなかった。
今までは相葉さんを可愛い人だなと思ってたし、守りたいと思ってた。
だから、なんとなくだけど・・・俺がリードしてるイメージではあった。」


M「“今までは”??」


N「・・・カッコ良かったんだもん。」


思い出すだけで体が熱くなる。


N「キスがエロかった。」


S「ぶはっ!!」


翔さんが真っ赤になって吹き出した。


N「いきなり男の顔になって、戸惑ってるうちにどんどんリードされちゃって・・・
やらしい事耳元で囁くしさ。
しかもSっ気あるんだよ!
やり返そうと思っても・・・結局良いようにされちゃったって感じ・
・・」


S「・・・まじか・・・」


O「相葉ちゃんやるな。」


M「躊躇いがあって、最後までシなかったって事か・・・」


N「俺は躊躇いがあったけど、相葉さんはどうなんだろう。
・・・とりあえずお互い1回イッたから・・・シャワー浴びて終わった。
相葉さん次の日早かったし・・・」


3人共顔が赤くなってる。
そりゃメンバーのこんな事情聞くの小っ恥ずかしいよなぁ・・・


N「捨て身の相談なんだから・・・赤くなんないでよ!」

M「いや・・・お前が1番赤いから!」

S「最近のニノはほんと可愛いな・・・笑。」


N「可愛い可愛いって・・・俺男なんだけど。」


相葉さんもそうだけど、メンバーも最近俺を可愛いって言い過ぎだと思う。

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