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相葉さんの恋人になる方法

第11章 バカップル。

収録は順調だった。



カメラの前ではいつもの俺ら。
でも、カメラに写らないふとした瞬間に相葉さんが優しく微笑んでくれる。



やべぇ。
ドキドキする・・・



相葉さんの目が俺の事好きって言ってるんだもん。



触れたいよ。
その腕に抱きしめられたい。
また耳元で甘く囁いてほしい。



さっき楽屋では挨拶もろくに出来なかったから、相葉さんと喋りたくてウズウズしてる。
収録中、メンバーとしては会話してるけど、そうじゃない。
「恋人」として会話したい!




「「「お疲れ様でしたー」」」




無事収録を終え楽屋へ帰る廊下、相葉さんのもとへ駆け寄ると隣には潤くんがいた。
むぅ・・・
俺より潤くんのが良いわけ??
楽しそうに喋る2人の間に割って入る。




A「おわっ・・・!にの?!」




N「お疲れさまです。」




自分でも可愛げがないとは思うけど、真っ先に俺を構ってくれない相葉さんを恨めしく思い、じとっと睨み上げた。



M「こりゃまた随分と・・・」



A「可愛い〜〜〜っ!!!」



N「え・・・うわぁ!」



相葉さんにガバッと抱きつかれよろめいてしまった。



A「もう、その上目遣い反則だよ!どれだけ俺をキュンキュンさせたら気が済むの〜?!♡」



N「はぁ?!」



A「楽屋までハグ我慢してたけど、もう待てない!チューもして良い?」



N「なっ・・・」




SM「「良いわけないだろ!」」



翔さんと潤くんがハモるなんて珍しい。



M「おいおい、カズ!真っ先につっこむはずのお前が真っ赤になって固まってんじゃねーよ。」



確かに。
潤くんの言うとおりだ。



でも、相葉さんが楽屋まで我慢してたって・・・
ホントは俺とハグしてキスしたかったって事だろ?




A「にのちゃん?」



優しい笑顔で俺を覗き込む相葉さん。



N「・・・手なら・・・繋いでやる・・・」



顔が熱いのが自分でも分かる。
相葉さんへの想いが溢れ出て、この手から全部伝わってしまうんじゃないだろうか。



S「ハイハイハイ!ここ誰が通るかわかんない廊下だからね?
早く楽屋へ戻ろうね?」



M「バカップルが・・・。」

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