スイッチ
第14章 はじめて。
A「あれ?ニセモノか。」
N「・・・当たり前でしょ!!何言ってんの!!」
A「いやだってさ、部屋暗いし離れて見たら本物に見えたんだって!
最近のにのちゃんの可愛さに、ホントに人間か疑ってたし!」
・・・俺、人間じゃないと思われてたの?
いやいや、相葉さんファンタジー過ぎるだろ。
A「でも、近くで見ても触らなかったらニセモノって分かんないよ・・・すごいなぁ。」
まじまじと猫耳を見る相葉さん。
・・・引いては無いけど、そんな喜んでもないじゃん。
N「・・・もう取る。」
なんだか期待していた反応と違って、自分が恥ずかしくなった。
さっさと取って仕切り直しだと猫耳に手をかけると、相葉さんに手首を掴まれた。
A「なんで?似合ってるのに・・・
こんな可愛いにゃんこにエッチな事してもらえるんでしょ?」
ニヤリと笑って、シッポの先をクイッと引っ張る。
N「わっ、やめてよっ・・・」
パンツ脱げるっ!!
A「ふふ・・・ 超可愛い・・・こんな可愛いコ、閉じ込めとかなきゃ心配になっちゃうよ・・・」
囁きながらキスするもんだから、相葉さんの甘い吐息が俺の瞼に、唇に優しく触れる。
それだけで、心がふるふると喜びで震えた。
N「・・・閉じ込めていいよ?」
むしろ、閉じ込めてほしいよ。
相葉さんになら何されたっていい。
・・・イジメてほしいの。
じっと相葉さんを見つめれば、布団ごとギュっと抱き締められて・・・
A「もう、我慢できない・・・」
後頭部の髪を掴まれ上に向けさせられた俺の顔。
少し開いた唇に、いきなり舌を入れられ激しいキスをされた。