スイッチ
第14章 はじめて。
A「大好きだよ・・・絶対、離さないから。」
なによそれ・・・
さっきまで軽口叩いてたくせに、急に真面目な顔で見つめないでよ。
N「・・・・・」
恥ずかしいけど、俺もちゃんと真っ直ぐ目を見よう。
N「俺だって・・・愛してるもん。」
A「にの・・・!!」
はじめて、愛してるなんて言ってみる。
相葉さんが真っ赤になって片手で口元を隠した。
A「ヤバい・・・ニヤけ過ぎて・・・絶対今キモい顔になってる・・・」
N「・・・ホントだ。キモい。」
A「ちょっと!!そんなキモくないだろ?!」
んふふっ♡
ウソだよ、最高にカッコ良いよ。
N「そんなに嬉しい?」
A「当たり前じゃん!にのちゃんが愛してるなんて・・・
俺もう死んでも良い♡」
潰されるんじゃないかと思う程ギュウっと目一杯抱き締められて、苦しいのに幸せでたまらない。
N「ヤダ・・・死んじゃヤダ。」
上目遣いで口を尖らせれば、ますますニヤける相葉さん。
A「・・・もうっ、にのちゃん可愛い〜!!死なないよぉ♡」
メンバーからバカップルだと総突っ込みされても良い。
だって俺幸せだもんっ。
N「ね・・・キスして・・・?」
ペロリと舌なめずりをしながら見つめて、相葉さんを誘う。
俺って貪欲なんだな。
まだまだ可愛がられ足りないの。
N「はやくぅ・・・」
ほら、こういうの好きでしょ?
思いきり甘えた声でおねだりをして、相葉さんの唇を舐めた。