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スイッチ

第15章 止まんない。



A side


あれ、固まっちゃった・・・



ちょっとストレートに聞きすぎた?
でもさ、やっぱ気になるじゃん・・・
受ける側がどんだけシンドイのか、俺には分かんないしちゃんと聞きたい。


A「にの?」


N「・・・別に。大丈夫。」


そっぽを向いて、素っ気ない返事。
耳赤いけど。


A「言いにくいかもだけどさ、知りたいじゃん。
どんだけ痛いかとかさ・・・にのちゃんにばっか負担かけて何か申し訳ないし・・・」


チラリと俺を見るにのちゃん。


A「出来るだけ痛くないように、気持ち良くなってほしいもん。
もしもっとこうした方が良いとかあれば、」


N「っ、ふふふっ。真面目か。」


ぷっと吹き出して笑うにのちゃん。
なんだよ、超真面目なのに!


A「だってお互い初心者だろ?!
日々勉強だよ!」


N「あはははははっ!もう、笑かさないでよ、腰に響く・・・、」


日々勉強って、と口元を押さえて笑うにのちゃんは超可愛いけど。
笑い過ぎじゃない?!


にのちゃんの顎を持って、無理やり自分の方へ向けさせる。


N「ん・・・」


それほど深くないキスなのに、にのの瞳はすぐに潤む。
好きなんだろうなぁ、キス。


A「エッチのお勉強、これからも頑張ろうね?
もっともっとにのちゃんに気持ち良くなってもらわなきゃ。」


耳元で囁けば、ますます潤んで揺れる瞳。
ふふふ、耳が弱いの知ってるもんね。
真っ赤になっちゃって可愛い。


なんて余裕ぶっこいてたら・・・





N「お勉強、頑張ってるよ?」


すっと首に手をまわされ、至近距離で甘ったるい声を出す。


N「1人で練習してたの・・・相葉さんの指想像して・・・」


A「えっ・・・・・?!」


さっきの仕返しなのか、耳元で囁くにの。
やば・・・、俺も耳弱いのかも・・・


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