スイッチ
第16章 不安たくさん。
相葉さんがくれたニットカーディガン。
自分では選ばないような服だけど、着てみれば暖かいしモコモコの素材が肌に気持ち良くて気に入った。
何より相葉さんが似合う似合うと喜んでくれるのが嬉しい。
A「着て来てくれたんだ!やっぱ、超可愛い♡」
N「・・・あったかいから。」
A「くふふ、気に入ってもらえて良かった。」
またそれ着てにゃんこになってね、と耳元で囁かれてドキッとしてしまった。
あれ以来、猫耳を気に入った相葉さんはしょっちゅう俺に猫耳を付けさせる。
食事の時やお風呂の時まで付けてほしがるから、チョット困ってるんだけど・・・
言われるがままに付けちゃう自分もアホだと思う。
だって可愛いってデレデレしてくれるんだもん。
・・・白猫も買おうかな。
なんて、たまに本気で考えちゃってる自分に引くわ。
楽屋のソファで隣に座る相葉さん。
俺たちはバレたら困る関係だから・・・家以外ではなるべくイチャイチャしないって決めた。
ましてやココは楽屋で皆いるしね・・・
チラリと相葉さんを盗み見る。
・・・横顔、かっこいいなぁ。
何考えてるのかなぁ。
俺の事考えてくれてたら良いのに。
・・・手繋ぎたい。
・・・ギュってしたいなぁ。
A「・・・・・・・・。」
M「普通あんな間近で見つめるか・・・?」
O「相葉ちゃん、気付かないフリに必死だなぁ。笑」
S「雅紀、よく耐えてる・・・!エライぞ!!」
MOS(あんなに可愛く見つめられて、目が合ったら押し倒しちゃうよな・・・笑)
相葉さんが理性と格闘してるなんて全く知らずに、キレイな横顔に見惚れていた。
んふふ♡
俺の恋人って超かっこいい♡