スイッチ
第16章 不安たくさん。
疲れた・・・
ドサッとカバンを投げると、ソファに倒れこむ。
潤くんの事も気になるけど、相葉さんの事がやっぱり頭から離れない。
N「・・・・・・。」
時計をチラッと見る。
あと数時間できっと帰ってくる。
風呂入って、ご飯食べて、ゲームしてたらあっという間に過ぎるハズ。
笑顔でおかえりって言ってあげるんだ。
大丈夫・・・
N「くそっ・・・・・・」
ゲームが楽しくない。
集中力がないと全くうまくいかくて、イライラさえする。
横目でスマホを睨んだ。
さっき届いた相葉さんからのメール。
“ごめんねー!
あともうちょっとで帰る!”
あれから数十分。
もうちょっとって、どれくらい?
あと何分?!
ゲームの電源を切って、そのまま床に仰向けになった。
・・・まだそんな怒るような遅い時間じゃない。
飲み会中なのにわざわざメールくれたんだ、俺の事考えてくれてる。
冷静になんなきゃ。
大きく深呼吸をしたその時、玄関の開く音がして飛び起きた。
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