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スイッチ

第20章 憧れ?好き?



M「俺?」


N「翔さんもしばらく相手いないみたいだけど。
潤くんは?いるの?」


直球で聞いてみた。
自分の話になると思っていなかったのか、かなり驚いているようだ。


M「今日は恋バナが多いな・・・」


N「へ?」


M「なぁ、俺恋してるオーラ出てんの?」


N「・・・はぁ?」


真剣な顔でなに言ってんだこの人。


M「今朝言われたんだ。」


・・・相葉さん狙いのあの子ね。
朝っぱらから恋バナとかどういう神経してんだよ。


M「俺がしばらく恋してないって言ったら、大恋愛してるようなオーラが出てるのにって。」


N「へぇ。」


ウチの潤くんに適当な事言わないでほしいよね。


M「心当たり無いって言ったんだけど。
自分で気付いてないだけなんじゃないかって、案外身近にいるかもって言われてさ。」


・・・当たってんじゃん。
すげーな。


N「ホントに心当たり無いの?」


M「ねーよ。」


キッパリ言い切る潤くん。
あんなあからさまに翔さんを意識してんのに・・・
もし潤くんが自分の気持ちを自覚してしまってるなら、協力しようかとも思ってた。


理解者が必要だと知ってるから。
長年相葉さんに片想いしてた頃、誰にも言えないのが1番辛かったから・・・。


でも、自覚していないのをわざわざ気付かせる必要は無いよな・・・
翔さんとの恋なんて絶対イバラの道だもん。
どうするのが1番良いんだろう・・・


人の恋愛に首突っ込むなんて柄じゃない事してるもんだから、いちいち自信が無い。

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