スイッチ
第20章 憧れ?好き?
A side
S「・・・1人で悩んでんのか?
何で雅紀やニノみたいに甘えないのかねーあいつは。」
A「そんな甘えてないよ俺!」
S「誰か他に頼りに出来る人がいるなら良いんだけど・・・
そういう人いるのかな?」
俺の言葉なんて耳に入っていないようで、松潤の事を真剣に心配している。
頼りにしてほしいんだろな。
A「松潤が1番頼れるのは、翔ちゃんだと思うよ?
昔から、翔ちゃんは松潤のヒーローだからね!」
翔ちゃんが驚いた顔で俺を見る。
S「ヒーローって・・・ガキの頃はそうだったかもしんないけど。
今は俺に構われるの嫌がってるだろ。」
A「そうかな?昔から松潤って変わってないと思うけど。」
S「・・・・・・。」
A「まぁ、甘えるのは下手になったかもねぇ。
にのちゃんはどんどん甘え上手になって困ってるんだけど♡」
S「さらっとノロケんな。笑」
難しい表情だった翔ちゃんがやっと笑う。
甘えベタでいえば翔ちゃんも松潤に負けてないと思うけどね。
・・・翔ちゃんこそ、甘えられる人いるのかな?