スイッチ
第21章 甘くて苦い。
俺の耳を舐めながら、グッグッと腰を入れてくる相葉さん。
抱き合ってるせいで、お互いの腹で俺のモノが擦られる。
N「ぃゃぁ・・・」
もう頭がふわふわして、ちゃんと言葉が発せているのか分からない。
N「ぁっ・・・、ぁぁんっ・・・!」
ジュポジュポと卑猥な水音が俺の耳と思考を犯す。
気持ち良過ぎて意識が飛びそうだ。
相葉さん、相葉さんは気持ち良い・・・?
N「まぁくん・・・ちゅーしてぇ、」
舌を出して、相葉さんにキスをねだる。
A「ホント可愛いね、お前・・・」
相葉さんに舌を舐められるとゾクリとする。
そのまま何度も角度を変えて深いキスを繰り返され、また頭がふわふわと甘く痺れてきた。
俺を気遣ってか、ユックリとピストンする相葉さん。
大事にしなくたって良いって何回も言ってるのに。
やっぱり優しいんだから・・・
大好きだよ・・・
N「俺の中、気持ち良い・・・っ?」
感情が溢れてしまって、声が震える。
もしかしたら、泣いちゃってるかもしれない。
A「・・・気持ち良すぎて死にそう。」
眉間に皺を寄せて、余裕が無さそうな表情で薄く笑う。
ヤバい。
大好き・・・!!
N「もうっ・・・まーくん、カッコ良い・・・大好きぃ!!」
ああ、やっぱ俺泣いてる。
相葉さんにしがみ付いて、わんわん
声をあげて泣く。
A「ちょ、にの締め付けんなっ・・・!!」
N「分かんないもん、そんなの!」
A「ああっ、ダメだって・・・!!」
相葉さんの腰に足をかけてしがみ付くと、焦った声を出して身を引こうとする。
N「やだぁッ、ギュってしてぇ!!」
俺を離そうとする相葉さんの腕を掴んで、首をイヤイヤと振る。
N「まーくぅん・・・!」
A「・・・ああもう!!クソっ・・・!!」
N「ああっ?!やぁぁぁッ、」
俺の足をグッと折り曲げると、再び激しく突き上げられた。
A「後で怒んなよ?!」
N「ッああん!!気持ち良ぃッ・・・!!!」
A「う・・・ッ、」
3回目の精を吐き出したとほぼ同時に、俺の中も温かいもので満たされた。
相葉さんが俺の中でイッたんだ・・・
嬉しい・・・
ふわふわした頭の中でぼんやりと相葉さんを感じながら、そのまま意識を手放してしまった。