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スイッチ

第21章 甘くて苦い。



N「うー・・・」


・・・苦しい。


寝苦しさに目を覚ますと、ガッチリと相葉さんに抱き締められて眠っていた。


こいつ、俺を抱えたまま寝返り打ったな?
殆ど覆い被さるようにしてホールドされていて身動きが取れない。


時計を見ると、まだ朝方だった。


いつ寝ちゃったんだろう・・・
体に不快な感覚は無く、相葉さんがキレイにしてくれたんだと分かった。


意識無い時に体触られるのって恥ずかしいけど・・・
でも、嬉しい。
相葉さんだってエッチで疲れてるのに、体拭いてくれてシーツまで替えてくれて・・・
スウェットまで着せてくれてる。


A「ん・・・」


相葉さんがモゾモゾと手を動かして俺を抱き締め直す。


N「んふふ♡ちゃんと居るよ?」


きゅっと胸に抱き付くと、安心したように息をつく相葉さん。
やば、キュンとしちゃう・・・♡


相葉さんの手がスルリと俺のお尻を撫でた。


N「ん・・・?!」


あれ、俺パンツ履いてない!


N「わざとか・・・?!」


俺のノーパン気に入ってたからな・・・
まさか相葉さんが眠りにつくまでお尻を触られ放題だったんだろうか。


さすが、寝てても変態だ。
気持ち良さそうに寝息を立てながら、俺のお尻を撫で続けている。


最悪・・・
ちょっと感じてきちゃった。


この寝顔もズルいんだ。
かっこ良いんだもん・・・


抱き付いたままゴロンと転がって、仰向けになった相葉さんのお腹あたりに跨る。


A「んん・・・」


無防備に少し開いている唇にそっと口付けた。


さっきエッチしたばっかなのに・・・ムラムラしてきちゃう。


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