スイッチ
第21章 甘くて苦い。
N「・・・・・・・・・・。」
ちょっと待って。
相葉さん、俺の中に出したよな?
思わず自分でお尻を触る。
不快感が無いという事は、相葉さんに掻き出されたのか・・・?!
恥ずか死にそうだ!!
ただでさえ 、毎回エッチで乱れてしまう俺。
恥ずかしい事いっぱいしちゃうのに・・・
相葉さんに後処理させるなんて。
N「もう、泣きそう〜・・・」
両手で顔を覆って溜息を吐くと、下で相葉さんが動いた。
A「んん・・・にのちゃ・・・?」
眠そうに目を擦りながら半身を起こして、俺の顔を覗く。
A「・・・何でそんなエロい顔してんの?」
N「っ・・・!!」
A「あれ・・・俺いま襲われ途中?」
跨る俺を見て、相葉さんがふふふ、と笑う。
N「何呑気に笑ってんだよ!
ついさっきまで俺に夢中になって中出しまでしたくせに!」
言った瞬間、ハッと顔色を変えた相葉さん。
・・・なんだ??
A「あ、あれはにのちゃんが離してくれなかったからじゃん!」
N「はぁ?!」
A「覚えてないの?!」
・・・・・・・・。
正直、あやふやだ。
あの時結構ぶっ飛んじゃってて・・・
A「ダメだって言うのに足で俺の腰ホールドしてさ、ギュってしてってワガママ言うんだもん。」
N「・・・まじで?」
A「まじで!もう俺も限界だったしさ・・・出ちゃった。」
出ちゃった、じゃねーよ。
A「でも悪かったとは思ってるんだよ〜!
ゴメンね?お尻気持ち悪くない?」
N「気持ち悪くない・・・」
A「そっか!良かった・・・
ちゃんと最初からゴム付けないとダメだね〜。」
俺の頭をよしよしと撫でながら、相葉さんが優しく微笑む。