スイッチ
第21章 甘くて苦い。
N「・・・・・・・・・。
せーし、掻き出してくれたんだよね・・・?」
ピタっと手の動きが止まった相葉さん。
A「・・・うん、まぁ。
か、勝手にゴメンね?
でもホラ、お腹壊すとかいうしさ、」
・・・目が泳ぎまくってる。
どうしたの?
後処理なんか、嫌だった?
気持ち悪かった?
それとも、意識を飛ばした俺に引いた?
N「・・・・・・・・。」
A「にのちゃん・・・?」
ヤダ、なんで俺すぐ泣いちゃうんだろう。
カッコ悪い・・・
N「・・・ヒック、」
A「え?!待って、何で?!」
相葉さんが俺の両肩を掴んで、焦っている。
ゴメンなさい・・・
A「もしかして・・・気付いた・・・?」
N「・・・・・?」
青ざめて俺を見つめている。
なに?
A「ゴメン、ほんと俺、」
N「何が??」
A「え?!」
AN「「・・・・・・・・」」
お互い、無言で見つめ合う。
これは先に喋らせた方が良いな。
A「あの、にのちゃん何で泣いて、」
N「何がゴメンなの?」
A「いや、それは、」
N「言え。」
A「ええ〜・・・」
N「言わないともうお尻触らせてあげない。」
A「ええ!!やだ!!」
・・・バカだなこの人。
やっぱノーパンは確信犯だろ。
A「にのちゃん・・・体大丈夫?」
N「・・・別に。なんもないよ。」
腰が痛いし怠いけど・・・
でもそれはエッチの度にそうなるし、だいぶ慣れた。