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スイッチ

第22章 苦くて甘い。



S side



S「あ、いや実際弟じゃねぇけど。
でもなんか放っとけないというか・・・
てかニノもそうだけど、」


O「途中から松潤の話しかしてないじゃん。
翔くんは松潤溺愛してるよ。」


S「溺愛って、」


O「別に良いと思うよ?構ってやれば良いじゃん。
ニノには相葉ちゃんがいるんだから。」


S「いやでも、俺たぶん鬱陶しがられてるし・・・」


O「んなの、ガキが照れてるだけだろ。」


ぐいっとグラスを空けた智くんが面倒くさそうに言い放つ。
いつもより口が悪い。
珍しく酔ってるのかな。


S「ガキって・・・潤が聞いたら怒るよ。笑」


O「まだまだガキだよ、あいつ。
ニノもな。
相葉ちゃんのが大人だ。」


S「俺は?」


少し驚いた顔をして、智くんがふふっと笑う。


O「大人だと思ってたよ。」


S「・・・過去形か。笑」


O「いや、大人なんだろうけど。
松潤が絡むとダメになるんだな、翔くん。笑」


面白いよなぁ、と楽しそうに笑いながらおかわりの酒をまた煽る。


S「今日良く飲むね?」


O「だってお前・・・シラフじゃ聞いてらんねぇよ。」


S「?」


O「途中から恋愛相談受けてる気分だっての。」


S「え?誰の?」


O「翔くんの。」


・・・何言ってんだ智くん。
女の子の話なんか一回も出てないじゃん。


O「あははははははは!変な顔・・・。笑」


爆笑する智くんも珍しい。
やっぱ酔ってんのか。
てかそんな変な顔してる?


S「いきなり不思議な事言うからだろ。
潤とニノの話してるのに何が恋愛相談だよ!笑」

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