無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

A side


いつも通りの雰囲気が楽屋に流れる。
翔ちゃんと松潤も、笑顔だ。
スゴイじゃん、にの。


珍しく体を張ったにのに、笑いがこみ上げる。
くふふ、メンバーの前で俺にキスするなんて。
頑張ったね、俺まで得しちゃった。


エッチ上手いって本当に思ってくれてんのかな♡


きっと今日からイチャイチャOKだよね？
悪いけどダメって言われても我慢できない。


チラリとにのが俺を伺う。
ニコっと微笑むと、真っ赤になってぷいっとそっぽを向かれた。


照れてる照れてる♡


今日は1週間分、可愛がってあげないとね・・・
いっぱいイジメてあげる。


そうだ。


にのの腕を引っ張って、耳元で囁く。


A「頑張ったご褒美。
今日は俺が“何でも”してあげる。」


N「ぁ・・・」


へなへなと力の抜けるにのの腰を支えて、ニッコリ笑う。


A「大丈夫？」


にのだって1週間お預けだったんだ、耳だけで感じちゃうよね。
俺の声好きだもんね？


A「ほら、しっかりして？」


にのを立たせる時にスルリとお尻を撫でる。


ウルウルの瞳で睨むにのがたまらなく可愛い。
くふふ、ごめんね？
これ以上は俺もヤバイからやめとくよ。


にのはどんな“お願い”をしてくれるのかなぁ。


ニヤける顔をなんとか引き締めて収録に向かったけど・・・


収録中もやたらと俺につっかかり、顔を赤くしてキャンキャン吠えるにのに、やっぱりニヤけてしまった。