
スイッチ
第23章 ふわり、蕩ける。
A side
俺を見つめる視線がエロい。
俺に触れる手がエロい。
媚びるような甘い声がエロい。
にのちゃんが、超絶エロい!!
助手席からのエロフェロモンに惑わされながら、なんとか安全運転でにののマンションに到着した。
エンジンを切ると、にのがキスしたそうな甘えた視線をよこす。
ああもう、その瞳だけで俺ギンギンなんですけど・・・!!
何でそんな無防備に甘えるんだ。
本気でココで押し倒すぞ!!
A「・・・ほら、行くよ。」
何とか理性を総動員して、にのに声を掛ける。
N「はーい」
意外と素直に従ったにのは、自分の荷物を当たり前のように俺に渡す。
ふふ、可愛い奴。
いくらでも持ってあげますよ?
ホントは抱っこで連れて帰ってあげたいくらい、お前を甘やかしたいんだ。
ご機嫌な様子で俺の前を歩くにの。
玄関へ入ると、さっさとリビングへ行ってしまった。
玄関のドアが閉まった瞬間、甘えてくると思ってたんだけどな。
A「にーのー。」
にのを追ってリビングのドアを開くと、グッと腕を引っ張らて思わずよろけた。
A「うわっ・・・」
ドサっとソファに突き倒されて、ピョンとにのが俺の上に跨る。
N「・・・やっと2人きり♡」
あっけに取られている俺を見下ろしながら、
ニッコリと可憐に笑うにの。
両肘を俺の顔の横について、顔を寄せてくる。
N「たまには、押し倒されるのも良いでしょ・・・?」
はい、最高です・・・!!
口を開く前に、にのからエロいキスをされる。
俺の唇を食べるみたいにパクリとするにのが可愛くてたまらない。
N「んん・・・はぁ・・・」
好きなようにさせていると、ねっとりと舌を絡ませながら甘い声が漏れ出した。
にのの腰に添えているだけだった手を、ユックリ動かして背中を摩る。
N「あいばさ・・・、」
背中だけで感じるとか言わないでよ?
敏感すぎる可愛い恋人。
心配で1人で歩かせらんなくなっちゃうよ。
A「・・・このまま、食べちゃって良い?」
お尻を撫でながら、赤くなっている可愛い耳に囁いた。
N「・・・ダメ・・・お風呂入りたい。」
