
スイッチ
第23章 ふわり、蕩ける。
A side
あれ。
我慢出来ないのはにのの方だと思ったんだけどな。
今日は当てが外れるもんだ。
A「良いじゃん、あとで・・・・」
俺はすぐにでもにのの中に入りたい。
深いキスでその気にさせてやろうとにのの後頭部に手を添えると、ウルウルの瞳で「ダメ」と訴えられる。
N「今日はあいばさんに、いっぱい舐められたいの・・・
可愛がってほしいの・・・」
俺のシャツをキュッと掴んで、小さな声で・・・でも、色気を帯びた声でにのが呟く。
N「だから、キレイにしたいんだもん・・・
“何でも”してくれるんでしょ?」
やべぇ。
可愛過ぎてキレそう。
毎回思うけど何なの?!
何なのこのエロかわ天使!!
既に硬くなっていた俺のモノが、さらにグッと質量を増す。
跨っているにのが真っ赤になった。
A「あんま可愛い事言うから・・・デカくなっちゃったじゃん。」
突き上げるように腰を振ると、にのが焦って飛び退く。
N「ゃっ・・・バカ!エッチ!!」
逃げるようにバスルームへ消えたにのを見て、ニヤニヤが止まらない。
今日はより可愛いにのが見れそうだ・・・
にのにこんな顔を見られたら、キモいキモいって騒ぎそうだな。
でも、あんなエロ可愛い恋人がいてニヤけるなって言うのがムリな話だよね。
今日は頑張ったにのちゃんへのご褒美だ。
くふふ・・・実はプレゼントだって用意しちゃってるもんね!
どんな反応するかなぁ。
N「・・・何ニヤけてんの。キモい。」
・・・こういう当てはハズれないんだから笑っちゃう。
まだ頬を染めたまま、強がって俺を睨む可愛いコにおいでおいでと手振りをして呼ぶ。
素直に俺の元へ来たにのをギュッと抱き締めた。
A「今日は、ワガママで可愛いにのちゃんをいっぱい見たいな・・・
“何でも”言ってね?
俺の可愛いお姫様・・・♡」
笑っちゃうくらい、あっまいキザなセリフ。
それを真面目に言っちゃう俺と、頬を染めてキュンとしちゃってるにの。
やっぱ俺たちってバカップルだよね♡
