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スイッチ

第23章 ふわり、蕩ける。



体の隅々まで、ピカピカにした。
歯も磨いた。


ローションもすぐ取り出せる所にあるし、ゴムもスタンバイOK。



・・・ゴム付けたくないとか言われたらどうしよう。
1回生でエッチしちゃったし、また中に出したいとか言われたら・・・



N「いやいやいや、」



避妊してくれない彼氏に悩む女子か俺は。
てか準備万端でベッドで待ってるってのもなんか・・・恥ずかしいな。
もう何回もヤってんのに何でこんな落ち着かないんだ。



お預け解禁となって、お互いヤる気満々なのは確かだけどさ・・・
寝転んで待ってるべき?
それとも座っとく?



A「にの?」



N「うわぁッ」



いつの間にか相葉さんが俺のすぐ横にいて、飛び上がる程驚いた。



A「わ、ゴメン。そんな驚く?笑
てかゲームでもしてるかと思ってた。」



あ、なるほど。
普通にゲームしてりゃ良かった。



A「おとなしく俺を待っててくれたんだ?
良い子良い子ー♡」



俺の頭をわしゃわしゃと撫でながら、上機嫌な相葉さん。
やっぱゲームしないで待ってて良かったかも。



それにしても・・・
上半身裸の相葉さんは、見てるこっちが寒くなる。
カッコ良いけどさ。



N「いくら室内でも、そんな格好でウロついたら風邪ひくよ?」



俺の言葉に、相葉さんは心底不思議そうな顔をした。



A「何言ってんの。どうせすぐ脱ぐのに。
にのは俺が脱がせたいから着ててもらいたいけどね?」



ベッドの真ん中でちょこんと座ったままの俺に、ベッドの脇に手をついてずいっと顔を近付けてニヤリと笑う相葉さん。



慣れた手付きで俺の服を脱がしていく。



N「あ・・・そんなすぐ、始めちゃう感じ・・・?」



A「なーにカマトトぶってんの!
大丈夫、脱いだって寒くないから安心して?
すぐに熱くさせてやるから・・・」



N「っ・・・!!」



キスをしながら、甘い言葉を囁かないでよ。
だいたい、そんなセリフどこで覚えてくるんだ。



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