
スイッチ
第23章 ふわり、蕩ける。
N「んん・・・」
そのまま押し倒されて、俺の上に跨った相葉さんは完全に雄の顔をしていて・・・
背筋がゾクっとした。
A「・・・お前のその不安げに見せかけた瞳、好きだよ。」
俺の頬をスルリと撫でる。
A「ホントは俺を誘惑してるって分かってるのに・・・まんまとお前にハマっちゃうんだよな。」
んふふ、バレてるんだ。
N「誘惑なんか・・・してないよ?
早く相葉さんが欲しいだけ・・・」
相葉さんへ手を伸ばして、首に絡みつく。
A「そういう、ぶりっ子なトコも好き。」
頬にちゅ、ちゅ、と可愛いキスをしてから、ペロペロと舐められて擽ったい。
N「んふっ、犬みたい。」
A「・・・にの、美味しいんだもん。」
相葉さんの欲情した目が、俺を見つめる。
ああもう、エロい顔・・・
俺を見て興奮してくれる事がたまらなく嬉しい。
相葉さんの唇が耳を掠める。
N「んっ・・・」
A「可愛い声。」
そのまま耳元で囁くから、ふわふわと体の力が抜けてしまう。
相葉さんの熱い舌が、耳から首筋に移動する。
ちゅ、と吸われて少し焦った。
N「ん、ダメだよ・・・」
A「・・・分かってる、痕はつけない。」
ホントは体中につけたいけど、と言いながら笑う相葉さんが愛おしくてギュッと頭を抱いた。
ホントは俺だってつけてほしいよ?
この体全部、あなたの物だって印がほしい。
A「・・・ココ、舐めてほしいの?」
N「え・・・ぁあんっ」
俺に頭を抱かれながら、相葉さんが乳首をベロリと舐めた。
確かに、ギュッとして俺の胸に顔を押し付ける形になってたけど・・・!
A「ふふ・・・甘い。
ミルク出てんじゃない?」
N「バカっ・・・ちょ、やぁぁっ!」
チューチューと吸い上げられて、ビクっと体が跳ねる。
