スイッチ
第23章 ふわり、蕩ける。
A side
A「そんな気持ち良いの?」
N「へ・・・?」
奥に入ったままグリグリと腰をまわすと、にのが高い声をあげた。
N「ああああんっ、それ・・・キモチいい・・・」
にのが膝を抱えているせいで、挿入が深いんだろう。
いつもより反応が良い。
A「前触ってないのに・・・後ろだけで感じるの?」
クイっと腰を入れるとまた良い声で鳴く。
N「良い・・・!お尻キモチいい・・・!!」
A「こうやってグリグリされるのが良いんだ・・・?」
N「ひゃぁあんッ、良いよぉ!」
腰をねちっこくまわしながら、耳元にキスを落とす。
反応が良いのは体位だけじゃなさそうだ・・・
くふふ、なるほどねぇ。
言葉責めして欲しかった訳か。
A「ふふ・・・こないだも後ろだけでイキまくってたもんな?
俺好みの身体になってきたなぁ、にの・・・」
ユックリと、限界まで抜いてからまたグッと押し込める。
その度ににのの唇からは喘ぎ声が漏れた。
A「ローション付けてないのに、何でこんなジュポジュポ鳴んのかな?」
N「っ・・・」
A「聞こえる?すげーエロい音・・・」
出し入れする度に響く卑猥な水音に、にのが顔を赤くした。
N「だってっ・・・」
A「まさか、イッてないよな?」
N「なッ、分かるでしょそんなの!」
俺に突かれながら、真っ赤な顔で睨む。
良いね、その顔。