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第24章 夢の続きを、いつか。




A「真っ白なブランケットにくるまってるにのちゃんはすっごく可愛いよ?
それだけでキュンキュンしちゃう。
でもさ・・・」



近付いてきた相葉さんが後ろから俺の頬にチュッとキスをする。



A「可愛いお尻が丸見え♡」



N「・・・!!」



朝からサービス良いね?と笑いながらスルリとお尻を撫でられて、固まる。



頭隠して尻隠さず・・・
ってこういう事??



バッとブランケットを降ろしてお尻を隠すと、首元のネックレスがキラっと揺れた。



A「・・・あ、ふふ♡似合ってる。」



溶けるような優しい笑顔。
何でだろう、泣きたくなる。



N「これ・・・なんで・・・?」



ふと相葉さんの首元を見ると、同じように光るネックレスが・・・
そっとプレートに触れてみる。



N「 “K”・・・。」



俺のイニシャルだよね?



A「かず・・・」



N「・・・呼ばれた事ないよ。」



A「これからたまに呼ぶ♡」



激甘フェイスで微笑む相葉さんに、トロトロに溶けてしまいそう。



A「首輪みたいなもんだよ。
これで誰が飼い主か分かるでしょ?」



ニッと相葉さんがイタズラっぽく笑う。
なんだよ、それ・・・



N「ふ、ぅ・・・っ、」



堪えきれなくて零れる涙。
相葉さんのキレイな指が優しく涙を拭ってくれるから・・・
その温もりをもっと感じたくて、手をきゅっと握って頬ずりをした。



A「前にさ、にのが言っただろ?
俺が恋人なのが未だに信じられないって。
そういうの、カタチで表すものじゃないとは思うんだけど・・・
にのが少しでも安心できるならって思って作ってもらってたんだ。」



そんな何気ない言葉、覚えててくれたの?



A「それに、松潤との事で、にのが傷付いて戻ってくるんじゃないかってチョット心配してた・・・」



N「え・・・?」



少し気まずそうに、相葉さんが続ける。



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