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スイッチ

第24章 夢の続きを、いつか。




N「何付けてんだよ!」



A「結婚するんだから良いじゃん!」



N「アホか!!」



俺たちにとって結婚なんて、現実的な話じゃ無いのに・・・
相葉さんが本気で言うから、もしかしたらいつか本当に・・・なんて夢見てしまう。



A「にの、」



N「なんだよ。」



怒ってるフリをして、ぶっきらぼうに答える。



A「好きだよ。」



N「っ・・・。」



そんな愛おしそうに見つめるなんてズルい・・・
俺だって・・・






太陽が昇って、カーテンの隙間から覗く光が相葉さんの顔を照らす。
眩しそうな相葉さんを見て、ホラみろ、と思った。



N「・・・カーテンはぴっちり閉めろって言ってるじゃん。」



A「え?」



いつも、光が漏れてイヤなんだよ。
眩しいなと思って起きたら、ベッドにひとり。



N「・・・寂しいから。」



目が覚めて、隣にいるハズの相葉さんがいないのは寂しいから。



N「洗濯してくれたり、ご飯作ってくれてんの嬉しいよ?
でも、目が覚めてひとりなのはイヤだ。
隣に居て・・・抱きしめててよ。」



A「にの・・・」



N「・・・俺が甘えたなの知ってんでしょ。」



A「ふふ、うん。分かった。」



N「・・・ワガママだろ。」



A「うん、超可愛い♡」



デレデレとした顔で、俺を甘やかす相葉さん。
俺がどんどん甘えたになるのも、寂しがりやになるのも、この人のせいだよね?



N「ねぇ、まーくん。」



A「なに?」



N「・・・・・・やっぱ良い。」



A「なんだよ、気になる!」



相葉さんの胸に、そっと顔を埋めて甘える。




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