スイッチ
第7章 櫻井くんの災難。
A「昨日にのちゃん家にお泊まりしたんだー♪ね、にのちゃん♪」
N「バカっ・・・んな報告別にしなくて良いでしょっ!」
いやいや、ニノも頬染めてる時点でバレバレだけど。笑
思わずニヤニヤしてしまい、ニノに軽く睨まれる。
N「・・・変な想像やめてもらえます?」
A「翔ちゃんエッチ〜!!」
S「何でだよ!雅紀、絶対お前が1番エロいだろっ!!」
A「俺のエロはにのちゃん限定だもん!」
S「良く分かんねぇわそれ!なぁ、ニノ、」
・・・え?何で俺ニノにメッチャ睨まれてんの?
ぷぅっと頬を膨らませて、メッチャ可愛いけど、え?なんで??
N「まーくん、ジュース買ってきて?」
小首を傾げ、雅紀に天使のような笑顔でおねだりするニノ。
こえぇぇぇ・・・。
そんなニノにデレデレの雅紀は、りょーかい♡とご機嫌に楽屋から出て行った。
すげー飼い慣らされてるじゃねーか!!
N「翔さん・・・」
S「ハイ・・・」
N「何で俺の相葉さんを名前で呼んでるんですか?」
S「・・・え?!」
しまった・・・こないだの飲みで盛り上がって以来、また雅紀って呼び方が定着してた・・・!!
S「ま、雅紀って言ってた?あれ〜・・・おかしいな、」
N「まぁ良いでしょう。」
S「え?」
N「俺の相葉さんだけど、翔さんだけ特別に雅紀呼びを許します。
その代わり・・・」
怖い怖い怖い。
なんだ?
N「今夜、一杯付き合って?」
S「は?」
N「あ、でも夜相葉さんと会う予定だからそれまでの間ね?
人に聞かれたら困る話なんだけど・・・いっそ俺ん家にします?
移動時間も勿体無いし。」
早口に捲し立てるニノ。
いやいや、色々ツッコミ所はあるが、まず!
S「人に聞かれたら困る話って?!」
N「今話せっての??」
雅紀との事だよな・・・
S「仕事終わったら一緒に帰ろ?翔ちゃん♡」
両手で俺の手を握り、窺うように上目で見つめてくるニノ。
俺にもデレにの作戦してるのか?!
本性知ってるから怖いけど可愛い!!
って俺バカ!!
・・・まぁ、ニノから話を聞けるのは好都合だよな。
平気そうに見えて、実はニノもすごい悩んでるのかもしれないし。
雅紀への答えが聞けるかもしれない。
悩める弟たちの為、お兄ちゃんもう一肌脱ぎますか!