スイッチ
第8章 松本くんの提案。
・・・あ。
カズは本来相葉ちゃんに素直じゃない。
M「・・・甘え足りてない、とか?」
翔くんがバッと俺を見る。
S「そーなんだ!俺もそう思ってる!
今スケジュールがすれ違いまくってる2人だ、なかなかユックリ会えてないんだよ。
しかも楽屋じゃ素直に甘えられないだろ。
そのしわ寄せが俺に来てる!!」
O「相葉ちゃん不足か・・・
そんな事言ってたなぁ、ニノ。」
S「まじで?!」
O「うん。」
M「相葉ちゃんに甘えられない分、翔くんにベタベタしてんのか。
でも、カズってそんな恋人に甘えるタイプだっけ?」
恋愛にはわりと淡白なイメージがあったけど。
S「・・・それも雅紀がスイッチを押したんだろうな。」
M「え?」
S「あ、いや・・・とにかく!
ニノに甘えられて参ってるんだ。
雅紀とのラブラブエロ事情を赤裸々に語られながら、太もも撫でられてみろ!
ヘタしたら反応するぞ!俺のオレが!!」
M「・・・・・。」
S「まじなんだって!
ニノの色気ヤバイんだって!
早いとこ雅紀に甘えてくれねーと俺がヤバイんだって!」
M「・・・頼むから相葉ちゃんと三角関係とかやめてよ。」
S「だからそうじゃ無くて〜!!」
必死な顔で訴えてくる翔くん。
カズ、そんな雰囲気変わったように思わなかったけど・・・
O「翔くん、反応が面白いし甘えやすいんだろな。」
M「俺んとこ来たら好きなだけ甘やかしてやるのに。」
S「お前に甘えたらそのまま喰われそうだよ!てか反応が面白いって何?!」
M「男に興味ないって。
てか翔くんが助けて欲しい事って、結局何なわけ?」
S「よくぞ聞いてくてました!
ニノの色気を止めたい!
俺が変な気起こす前に!!」
M「色気止めるって・・・どうやって?」
S「さっさと雅紀とセックスをさせる!
ニノの満足いく形で!」
M「はぁ?」
急がなくて良いって言ってたのは翔くんじゃないか。
S「ハッキリ言って、ニノは確実に欲求不満だ。」
O「ニノの満足いく形って?」
S「え?!」
そういえば、どういう意味だ。
理想のセックスってのがあるのか??
S「・・・俺、そんな事言った?」
MO「「言った。」」