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第9章 ひとりで。


潤くん、翔さんの事好きだもんなー。
翔さんには乱暴な口調で話したりしないのが、潤くんの可愛いところ。
言ったら怒るだろうから言わないけど。


M「アホか。」


呆れたような顔で呟くと、紙袋で頭をはたかれた。


N「いたっ。・・・何これ?」


S「あっ・・・」


声をあげた翔さんに顔を向けると、顔が赤い。


M「俺らからのプレゼント。」


N「・・・俺に?」


M「お前にってか、相葉ちゃんにかな。」


・・・相葉さんに?


M「開けてみろよ。」


ニヤリと笑う潤くんに、何を企んでいるんだと若干ビビりながら紙袋を開けてみた。


N「・・・はぁ?!」


そこには、真っ黒な猫耳と、首輪。
そして・・・シッポが付いた・・・パンツ?


N「潤くん・・・あなた変態だったの?!何これ?!」


M「選んだのは翔くん。」


N「翔さん?!」


バッと翔さんを振り向くと、慌てて新聞で顔を隠した。


N「おい変態・・・なに隠れてんだ。」


S「に、ニノ!落ち着け!絶対似合うって!!」


N「似合ってたまるか!」


M「相葉ちゃん好きそうなのになぁ・・・」


N「・・・は?」


ポツリと潤くんが呟く。


M「こないだ話してたんだよ、コスプレって結構良いよなって。
でもなかなか相手にやってって言えないよなーってさ。」


・・・本当か?その話。
ジッと翔さんを睨むと、コクコクとすごい勢い頷いた。


S「そ、そう!言ってた!」


M「だから、付き合ったお祝いっつーの?何かプレゼントしてやろうって思って。
俺的にはメイドとかが良いかと思ったんだけどさ、翔くんが絶対コレって。」


S「松潤!その言い方はちょっと俺かわいそう!」


俺に睨まれて涙目になってる翔さん。
やっぱこの人変態だったんだな。
猫耳って・・・


S「コスプレ提案は松潤だって!
俺はどれが良いか真剣にだな、」


N「真剣に猫耳選んでるとか、引くわ。」


S「ニノぉ〜!!」


N「こんなん俺が付けたら気持ち悪いでしょ。」


俺、男だよ?


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