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第9章 ひとりで。


O「・・・あ、もうプレゼントしたんか。ニノ喜んでる?」


あくびをしながら目が覚めたらしい大野さんが、コーヒーポットへフラフラ歩きながら呑気な声を出す。


N「・・・あなたも知ってたの?このプレゼント。」


O「色選んだの俺だもん。」


まじで?!
驚き過ぎて、思わず大野さんをガン見して固まる俺。


M「翔くんが白の猫耳にしようって言ってたのに、リーダーが絶対黒って。
それまで黙ってたくせに急に黒だ黒だって言うからビックリしたよな。笑」


S「俺は断然白派なんだけど・・・可愛いじゃん!」


O「だって、ニノは肌が白いから黒のが良いだろ。」


黒のがニノはエロい、と言いながらコーヒーを啜る。


N「・・・意外だよ、あなたがこういうの。」


O「そう?まぁ、コスプレとか興味ないけど。ニノは似合うだろうなぁって思って。」


似合う?本気で言ってんの?


O「付けてみてよ。」


N「え?!」


近付いてきた大野さんは俺の手から猫耳を取り、頭につけた。


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