スイッチ
第9章 ひとりで。
O「お、やっぱ可愛いな。」
嬉しそうに笑う大野さんにつられて、俺も笑ってしまう。
M「へぇ・・・」
S「ニノ!ヤバイくらい可愛い!」
N「・・・相葉さん、ホントに喜ぶの?」
MS「「絶対。」」
揃って力強く頷く翔さんと潤くんが面白い。
コスプレか・・・
エプロンは喜んでたし、確かに好きかも・・・?
猫耳って微妙なラインな気がするけど。
S「来週から、ニノも雅紀もスケジュールにゆとり出来るだろ?」
N「相変わらずよく知ってますね。」
S「これ使って頑張って!!」
N「・・・何をですか。」
S「ポーズ付きでにゃあって言えよ!」
N「言うか!!もう!翔さんの変態!!」
M「気に入ったら白の猫耳も買ってやるよ。」
N「バカ!いらないよ!」
もう・・・2人にこんなからかわれるなんて思わなかった。
助けて〜、とソファで寛ぐ大野さんの隣にへたり込む。
O「うん、やっぱ可愛い。」
N「大野さんまでからかわないでよ。」
猫耳をはずして、紙袋にしまう。
O「ズルいよなぁ、相葉ちゃん。」
N「なにが?」
O「今度内緒で、シッポまで付けて見せて。」
N「はぁ?」
ふふふっと笑いながら、
翔くんに付けるなら白猫だな、
松潤は黒猫、
と楽しそうに話している。
変わった人だわ、ホント。笑
N「相葉さんに引かれたら、あなたたちのせいだからねっ。」
O「大丈夫だ。」
ほんとかよ・・・
とりあえずフル装備付けた写メ送ってくれよ、なんて冗談だか本気だか分からない事を言ってまたソファに横になった大野さん。
相葉さんは白猫派か黒猫派かどっちなんだろう・・・
可愛いって言ってくれるかなぁ。
意外とその気になってる自分に苦笑いしていると、取材を終えた相葉さんが楽屋に到着した。
A「おはよう!にの!」
N「おはようございます。」
今は甘えるの我慢。
だから、来週は・・・
恋人っぽい事いっぱい期待してても良いよね。