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偽恋-itsukoi-

第6章 命


次の日荷物を取りに行こうと
フミヤの家に行くことにした。
ミサトに何言われてもより戻したらだめだよ!繰り返すからね!って伝えられた

フミヤの部屋に入ると二人分のご飯を作ってあってフミヤの顔はすごく悲しそうな顔をしていた。

「ごめんね。別れよう。」

『わかったよ。とりあえず作ったからさ、食べてってよ。』

弱々しいフミヤの顔見てたらほっとけなかった。けど仕方ないんだよね。

実家に戻って1ヶ月位経った時
ミサトと出掛けてたら吐き気が凄くてもしかして…って思ってとりあえず妊娠検査薬を買ってお手洗いに行って検査した。

結果は『陽性』

フミヤとの子だなとすぐ分かった。
フミヤとは別れてるしなんて言われるか分からなかった。とりあえずフミヤに検査薬の写真を送った。

フミヤから返信が来た。
『いきなりびっくりした!まじ?!』

ミサトは『アユ一人じゃ育てられないから寄りを戻すしかないね、責任取ってもらわないとね。』って言ってくれた。
私はまだフミヤを忘れきれてなかった。
だからわざと私の誕生日の日に話をしようって約束した。

私の誕生日当日。
フミヤの家に着いたは良いけど
お誕生日おめでとうの一言が無かった。
絶対忘れてるコイツ。最低だわ(笑)

「今日何の日か知ってる?私の誕生日なんだ〜♪」

きょとんとしたフミヤの顔(笑)
どこまでポンコツなんだよ!
でもまだ好きな自分が嫌い!

『おめでとう。でさ、どうするの?産むの?』

「産みたいよ。」

『おいで。』

フミヤは一緒に頑張ろうって言ってくれた。クズだけど良い所もいっぱいある。だから頑張るね。赤ちゃん待っててね。

ミサトもハルもおめでとうって祝ってくれた。こんなに幸せな事ないと思った。

子供の名前考えたりエコー写真見ながら毎日楽しくて楽しみで仕方がなかった!

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