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神々の性

第1章 我の御霊を宿せ、人間よ。














本当にあのばばあは気味が悪い







本当に自分と血が繋がっているとは思えない

あたしはほんとにあいつの孫か?



はぁ〜…気が滅入る








しかも、


実の祖母とはいえど 髪だけが白いだけでばあ様はまったく老けない。





神がおりる家柄のせいなのかばあ様の見た目は
いっても25歳くらい





ただばあ様にはあたしと同じ印はなくて

あたしの前の代で印があったのはたしかばあ様のお母さん



つまりあたしのひいおばあちゃん






昔から自分の家なのに謎ばかりで頭痛いや...

気にしない気にしない!


















「ナズ~飼っていいってよ」





「ほんとっ!?ナナちゃんありがとう!だいじにすゆ〜♪」





嬉しそうに子猫を抱いてはしゃぐ妹をみたら

あたしの心は暖かい気持ちで広がった







「...さてさて お昼ご飯の支度しちゃおう」









あたしは作りかけのだし巻き玉子をやり直して他のおかずもあり合わせのもので作り、

残った野菜の皮や魚の切り落としなどを柔らかく煮て少しだけ冷ましねこまんまと一緒にお皿に持って子猫に与えた













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