神々の性
第1章 我の御霊を宿せ、人間よ。
『して、おぬしの名はなんと申すのじゃ娘』
「えっ、あ、あたしは七草です」
『ほぉ、七草か...良い名じゃの』
美人な神様はあたしをみながらニッコリと微笑んだ
もうそれだけでなんと眩い………
『これからよろしく頼むぞ七草』
そしてまた 笑顔をむけてくれた
「名前長くて呼びにくいからナナでいいですよ!」
『...ナナ?せっかく長くつけられた名を、短くしてしまってよいのか?』
「まぁ本名を変えるわけじゃないし、あだ名ですね 愛称!」
『...........愛称か、なるほど...なかなか良い』
はじめて何か新しいことを学んだ小学生のようにフムフムと考えを巡らせる神様がなんだか可愛く思えた
『では、我にも愛称をつけてたもう』
「......ぇ...ん~~...なにがいいかな~」
あまてらすおおかみ...アマテラス.....
天 照 大 神.....
ピッキーンッッッッ!!!!!
「サンちゃん!!」
『...さん?』
「天照、天を照らすってことはつまり太陽だから、太陽は英語でSUN!だからサンちゃん!!」
『ほぉ...サン.........悪くないかもしれぬな』
サンちゃんはちょっぴり楽しそうに笑い
空を見上げてなお微笑んだ
気に入ってもらえたみたいで良かった...
なんとなく名前を考えてるとき
『燦』って字が浮かんだんだよね
キラキラの笑顔が眩しくて綺麗なこの人にはぴったりだと思ったんだ
『して、ナナ』
「ん?なに?」
『おぬし、いつまでその格好でいる気なのじゃ?』
あたしはヒンヤリと汗が出るのを感じながらゆっくり自分の体を見下ろした
.............
「...ゎああああぁぁあ!!!!!!!!!!!」