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寺院~気象系中・短編集~

第1章 スーパーハウスキーパー松本【バンビズ】

風呂の温度が丁度よくて、緊張も少し和らいだ。

翔「うっし!」

呼吸を整え松本くんがいるリビングに入った。
出来るだけ平常心を保ちつつ名前を呼んだ。

翔「潤く~ん?」

読んだが返事がない。

翔「無視ですか~...あ、寝てんのか」

やはり俺の家の家事は大変なのだろう松本くんは夢の中だった。
そんな松本くんのそばのソファに腰を下ろした。

翔「初めてだよ心がこんなにもだれかを求めているなんて」

...WOW!!
なにポエムみたいなこと言っちゃてんの!
あーいいリリック書けそうだぜほんと!

潤「...ほ、本気で言ってくれてます....?」

翔「...!!」

寝ていると思って油断していた俺は最大のミスを犯した。

翔「あ!ちょま!お、起きてたの!?」

潤「さっきのこと本気ですか?」

翔「いや、あの、そのー...まぁ、んー」

潤「はっきりしてください!」

翔「だぁ!も!本気だよ!一目惚れだよ一目惚れ!
ノーマルの俺が何故だか知んないけど男の君を好きになったの!きもいっしょ?やめていいよ...なんか起きる前にさ」

終わった。何もかもすべて全部。
知られてはいけなかったのだ。

知られてしまった俺は早口で何もかもぶちまけた。
早口の割には頭の中冷静で、松本くんが来なくなってからの生活のことを考えていた。

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