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実家に住んでいた時はお手伝いさんがやってくれていたので気が付かなかった。

家に帰ってきて真っ先に思うのが
翔「(引っ越してぇ...)」

引っ越したところで片付けないのだからこのぐちゃぐちゃな光景は変わらないのについそんなことを考えてしまう。

翔「はぁ...」

家事全般(かろうじて洗濯はできる)できないので当然料理も作れるわけもなく毎日がコンビニの弁当だ。

翔「はぁ...」

味気ない食事、1人で過ごす家、ぐちゃぐちゃな空間。
その全てにへきへきした。



次の日いつものように会社に行くと智くんに話しかけれた。

智「翔くんおはよ～突然だけどハウスキーパー雇ってみない？」

翔「...は、はうすきーぱ？」

智「そうそう、ハウスキーパー！」

翔「家政婦じゃなくて？」

智「同じようなもんだよ(笑)
昨日和と出掛けてたらその張り紙見つけちゃってどうせ部屋汚いし料理できないしおまけに...(以下略)」

翔「だぁ！もわかったよ！頼むよ！」

智「よしよし、これで少しはオイラも翔くん家遊びに行ける！」

無理矢理風に承諾したが実はとても嬉しいことは秘密にしておく。

てなわけで明日からハウスキーパーに来てもらうことになったのだが...

翔「(どんな人なんだろう...)」


遠足前の小学生みたいにそわそわして寝られなかった。