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TRAP

第1章 Next stage

((千晃side))





どうしても気がかりだったことがある





a-classのみんなは彼女や彼氏がいるのか





高校で一度,同級生と付き合ったことがある


しかし数日後




「千晃みたいになんでもできる人,重い」




あっけなくふられてしまった

実際、その人のことが好きではなかった

周りの雰囲気に流されて付き合い、ふられた





それからというもの,好きな人ができない以上は誰とも付き合わないと決めていた





ただ,もう年齢もそこそこだ


好きな人がいなくても,結婚のことくらい考える





千「みんなって…彼女とか彼氏,いる??」




おそるおそる聞くと,実彩子が大声で笑い出した




宇「あはははははははははは!!(笑)」

千「え、なんで笑うの?(笑)」

直「俺らみーんな独身だよ(笑)」

日「だーれも彼女も彼氏もいない!」

秀「まあ西島はいるようなもんだけどな、セフレが」

西「おい(笑)」



意外すぎた



千「みんなこんなに仕事できて美男美女なのに…意外すぎる…」

與「千晃は彼氏いるん?」

千「いない(笑)」

宇「え!?そうなの!?」

直「俺らからしてみれば千晃に彼氏いないことのほうが驚き(笑)」

千「なんで??(笑)」

日「千晃,気付いてないかもしれないけど社内の超有名人だよ。かわいすぎるって噂になってる。」

與「何人も千晃に告白してんのに誰ひとりとして受け入れないから,千晃には彼氏いるんじゃないかって話になってるで〜」

千「そうなんだ…恥ずかしいな…///」



するとにっしーが突然隣に座って,真顔で私を見つめた



西「……」

千「な、なに…??」

西「ちいちゃん、彼氏いないなら俺と付き合えばいいじゃん。」




突然の告白に言葉を返せなかった





秀「西島,千晃に手出すなよ」

日「そうだぞ,千晃は純粋なんだから」

宇「おい変態,そういう問題じゃない」

與「にっしーは千晃やなくてもええんちゃう?」

西「どうして?」

與「いろんな女の子と遊んどるやん」

西「遊んでない,みんな友達」

浦「まあまあそのへんで。どんどん飲んで食べて太って帰って!」





今日1日,終始驚きっぱなしだった気がした

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