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TRAP

第1章 Next stage

((浦田side))





浦「みんな聞いて〜,今日から新たにチームに加わる人がいるって」


宇「あ,それ聞いた!入社してまだ半年なのにすごい成績残したって…」


秀「売り上げ1.5倍上げたらしいな」


日「すげ…俺らでも簡単に上げらんねえのに…」


與「企画チームにいた子らしいで〜」


西「俺らの中に企画からの異動はいないから活躍してくれそうだね」






社長からのお墨付き"a-class"


厳しい,空気が悪い,私語禁止などと変な噂が社内では流れているが


実際にはすごくほんわかしたチームだ


6人でチームを組んでいたため上下関係は一切なく,あだ名で呼び合ったりタメ口もきけるほど仲が良い


仕事ができるからこそ,普段はゆっくり活動できる




日「社長!お疲れ様です」



社長が,今日から入ると思われる女性を連れて入ってきた



社「え〜,今日からa-classに入ってもらう伊藤千晃さんだ。」


千「は,はじめまして。この度,企画チームから異動になりました。伊藤千晃と申します」


社「この子は売り上げを1.5倍上げた実力者だ。きっとチームに貢献してくれることだろう。詳しいことは浦田くんに任せた,仲良くしてやってくれ」



社長はそう言って出ていった




浦「伊藤さん,だよね。とりあえず自己紹介したいから…デスクに荷物置いて座って」


千「はい,失礼します」



とても礼儀正しくて,小さくて,かわいらしい人

すごく仕事ができる,といった様子はその姿からは見受けられなかった

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