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TRAP

第2章 Distance

((浦田side))







ほとんど,一番最初に会社に来るのは俺








いつも美和さんと5分くらい話してからオフィスに入る







入社すぐにa-classに入れられてついていけず,仕事が嫌いだったとき







自分を支えてくれた人だ








毎朝変わらない笑顔を向けて座っている美和さんに







いつしか惹かれていた






美「おはようございます,浦田さん」

浦「おはよっ。」

美「昨日,大変だったみたいですね」

浦「まぁ(笑)」

美「でも,a-classのみなさんでしたらきっと大丈夫ですね」

浦「お,さすが。俺もそう思う。」








美和さんはずっと前から,誰よりもa-classを見てきた






a-classの全てを知っている






美「お仕事頑張ってくださいね。」

浦「おう、ありがとな」







オフィスに入り,パソコンとにらみ合い今日の話し合いの流れを考えていると







千晃と秀太が来た








千「直也くんおはよ!」

浦「千晃おはよう。秀太もおはよう。」

秀「おはよう…あの…昨日は…」







秀太が謝ろうとしているのがわかった

昨日のことを申し訳なく思ったのだろう







浦「いいんだよ,ちゃんと話し合いするから。千晃も含めて,ね?」

秀「ありがとう…」






そこへ,つぎつぎとみんなが出勤してきて







まだ20分前だというのにみんながそろっていた








與「…ミーティング,せえへん??」

日「そう…だな…。」

西「直也くん,どうかな」

浦「みんなそのつもりでいたでしょ?(笑)」

宇「うん(笑)」

浦「じゃあー,はじめましょうかって言いたいとこなんだけど,千晃にミーティングのルールを説明しなきゃね」

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