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TRAP

第2章 Distance

((千晃side))






直也くんによると








全員と1対1で話をするのがここのミーティングらしい








問題があれば互いの主張をもとに話し合い解決する







なければ互いの仲を深めあう







ルールがあるミーティングなんてよいものにならないのではないかと思ったけれど







そこからa-classができている








浦「ホワイトボードに書いた通りに回そう。今日は時間短縮のために,ミーティングが必要ない俺と日高はタイマー係やるから。それぞれ別の会議室で話し合いしてきて〜」








私の1回目の話し相手は"実彩子"と書いてあった








宇「千晃,いこっか」

千「そう…だね」








ぎこちない雰囲気のままミーティングが始まった








千「あのね…宇野ちゃんがなんで昨日怒ったのか…教えてほしい。考えたけど,なにがいけなかったのかわからないから…,見つめなおしてきちんと謝りたい。」

宇「千晃は…悪くないんだ」

千「…え?」

宇「私…ね,にっしーが好きなの。でもにっしー,千晃のところによっていくじゃない?だから…妬いた…」

千「そう…だったんだ…私…」

宇「ほんとに千晃は悪くないの。ただね,にっしーが女の子に"たかって呼んで"って言ったことは今まで一回しかなくて。本命の女の子にしか言わせないから…」

千「私,宇野ちゃんのこと応援する!」

宇「いい…の?」

千「もっちろん!」

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