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TRAP

第2章 Distance

((秀太side))







俺は西島とミーティングすることになった








朝も一言だけ挨拶を交わして終わり








なんとなく話づらい部分もある








西「秀太,昨日のは本当に違うんだ。いなくなった日から,俺は1度も美和と連絡を取ってなかった。突然電話が来て俺もびっくりしたし。あのあと会いに行ったけど,俺は決して美和を奪ったわけでもなければ好きでもない。ごめん、説明遅くなって。」







自分のふがいなさがはっきり伝わる







秀「いや,こっちこそごめん。昨日はちょっと戸惑ったけど,俺はちゃんと好きな人がいるから。」

西「…千晃,か?」

秀「ああ。」

西「じゃあ,ライバル…ってことか」

秀「そうなるかもな」







油断はできない







西島なら簡単に奪っていくだろう








でも,今回だけは譲れない








人生初の一目惚れを大切にしたい

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