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ある晴れた冬の日に

第5章 故郷へ


「それなら舞尋に関して、もう一カ所連れて行きたい場所があるんだ」

「はい、行きます」

帰り際、先生のお母さんは私に優しく微笑んで言ってくれた。


「萌音さん、また遊びに来てくれるかしら?
おばさん、なんだかあなたが他人に感じられないの。淳也が笑うのなんて…久しぶりに見たから。きっとあなたのおかげだわ。ほんとにありがとう」


「いいえ、そんな。こちらこそ楽しかったです。ありがとうございました」

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