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腐男子恋愛日常-parallel world-

第6章 ~初デート~

「えっ!?」

「な、なんだ!?」

「はあああああッ!!」

研磨君は空中で体を捻り、そのまま横に回転して男性の頭部に回し蹴りをヒットさせる。

「ぐわあああ!!」

研磨君に蹴られた男性は、そのまま地面に転がり倒れる。

その拍子に、箱も地面に落ちるが蓋が開くことはなかった。

「ちょっと、アンタ起きなさいよ!」

女性が男性に駆け寄ってる隙に、僕は男性が落とした箱を拾って研磨君のそばに駆け寄る。

「研磨君、凄いね!」

「まあな!」

「いてて…。」

頭を抑えながら、体を起こす男性。

「このガキ!!
なにしやがんだ!!」

起き上がった男性は、キレながら研磨君に殴りかかって来た。

「歩、少し後ろに下がってろ」

「わかった」

研磨君に言われ、僕は少しだけ後ろに下がる。

「うらあああああッ!」

研磨君と、男性の距離が近付く。

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