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腐男子恋愛日常-parallel world-

第6章 ~初デート~

「ふッ」

研磨君は、男性の右手首を左手で掴む。

そして、そのまま右手を下に引きつける。

腕が交差する形になり、身動きが取れない男性の顔面に裏拳を叩き込む。

「ぐあああああ!!」

裏拳をまともに顔面で食らい、男性は両手で顔面を抑える。

「トドメだ」

研磨君は、男性に股間に思い切り蹴った。

「ぎおあがあはぎやああほあああッ!!」

金的蹴りを食らって、言葉にならない奇声を上げてその場に倒れる。

「金的蹴り…流石は、ジークンドー」

痛いって、レベルじゃなさそうだね…。

「ちょっと、アンタ起きてよ!!
チッ!」

女性が男性を見限り逃げようとすると、後ろからいつの間にか来ていた警備員に腕を掴まれる。

「ちょっと、来てもらいましょうか」

「離しなさいよ!!」

女性は、警備員に腕を掴まれたまま連行されて行く。

別の警備員も、倒れている男性をおぶって同じく連行する。

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