テキストサイズ

腐男子恋愛日常-parallel world-

第6章 ~初デート~

きっと、騒ぎを聞きつけて来てくれたんだろう。

「はい、これお返しします」

僕は、売り子の女性に売上金が入った箱を返す。

「ありがとうございます!」

「いえいえ
お礼なら、彼に言ってあげて下さい」

僕と売り子の女性は、研磨君の方を見る。

「お兄さんも、どうもありがとうございます♪」

「べ、別にお礼言われる程の事じゃねえし…///」

研磨君がたまに見せるツンデレ、やっぱり萌えるな~♪

女性がもう一度、僕達にお礼を言って4号館の中へ戻って行ったあと、工藤君と堀川君がやって来る。

-研磨視点-

「いやぁ、梶めちゃ凄かったな~」

「相手は、かなり可哀想だったな(笑)」

どうやら、先程までの出来事を見てたみたいだ。

「2人共、いつから見てたの?」

「さっき連行された男女が、4号館から逃走するとこらへんだよ」

「つまり、最初から居たのさ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ