テキストサイズ

腐男子恋愛日常-parallel world-

第7章 ~変化する日常~

「大丈夫か?」

「うん、ありがとう…。」

僕達派のクラスメートは、困惑しながら研磨君にお礼を言う。

「いい加減、その汚い手を離せよ!」

研磨君に腕を掴まれたクラスメートは、力強く手を振り払う。

「俺を悪く言うのは良いけど、歩達までを悪く言うのはやめろよ」

「研磨君…。」

「あぁ、悪かったよ!
どうも、すんまへんでしたね!」

そのクラスメートを筆頭に、総一朗と飛鳥派のクラスメート達は自分達の席に戻る。

「梶君、さっきは助けてくれてありがとう」

「いや、別に…。」

「それと、今まで陰口叩いたり偏見な目で見てゴメンね…。」

研磨君に助けられたクラスメートは、研磨君に頭を下げて謝った。

「梶、今更だけど俺達も悪かった…!」

「梶、ゴメン!」

「梶君、ゴメン!」

「本当に悪かった…!」

他のクラスメート達も、次々に研磨君に謝りだす。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ