テキストサイズ

腐男子恋愛日常-parallel world-

第7章 ~変化する日常~

「……。」

そんなクラスメート達を、研磨君は黙って見つめる。

「もちろん、許してもらおうとは思ってない」

「ただ、謝罪の気持ちは本当だって事を信じてほしい」

「今まで散々、陰口叩いたり変な目で見といてあれだけど…。」

「本当に今まで、不愉快な思いをさせてゴメン…!」

きっと、研磨君がさっき1人のクラスメートを助けたのを見て、みんなの中の研磨君への印象が変わったのだろう…。

「……別に、もう良いぞ…。
ヤンキーが苦手なのも、変な目で見る気持ちもわかるし…。」

謝罪するクラスメート達から視線を逸らし、頬を赤く染めながら研磨君は口を開く。

「お前らの謝罪の気持ちは、充分に伝わったし…///
だから、そろそろ頭上げろよ…///」

「梶…。」

「梶君…。」

「か、勘違いすんなよ…!///
完全に、許したわけじゃねえからな…!///」

すると、平次君が研磨君の肩に手を回す。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ