テキストサイズ

腐男子恋愛日常-parallel world-

第9章 ~運命の日~

「だな!」

「人気のある機種だからねぇ」

「運良く空いてて、ラッキーだね」

僕達は、受付を済ませて2階のドリンクバーで、順番にグラスにジュースを入れる。

「部屋は何号室だっけ?」

仲間の1人に、部屋番号を確認する。

「216号室だぞ」

「トイレも行きたいから、先にグラスと荷物を部屋に置いて来るよ」

「了解」

僕は、早歩きで216号室に向かう。

「えっと、216号室は……えっ…?」

216号室の隣の、215号室の前を通ってふと中を見る。

「兄さん…それに、研磨さん…?」

各部屋のドアの真ん中部分は、ガラス張りになっていて下から真ん中より少し上の部分までは、部屋の中が見えない作りになっている。

しかし、1番上あたりの部分からは中が見える作りで、僕は身長が高い方なのでその上部分から中が見えた。

215号室の部屋は、明かりが消えていて暗い。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ